帯広市近郊で「しょぼい起業で生きていく」を考える その8

前回の投稿からずいぶんと期間が空いてしまったが、大きな動きがあったので記録しておこうと思った。まず第一に、実店舗での「しょぼい起業」をやめることにした。理由がいくつかある。

 

2月の末に食事会を開催しようとしていて、まず会場の雰囲気を確認する意味を兼ねて、別な食事会に参加したところ、「自分は不特定多数の人の輪に参加してはいけない人間だった」ということを思い出す結果になってしまった。新参者だったこともあり、ずいぶんと良くしていただいたけれど、ほとんど楽しめなかったり、空気を悪くしたりと散々だった。

 

これでは自分で食事会を開くということができない。しかしその心配はなかった。2月末の食事会を中止したからだ。候補日が複数あるにも関わらず、1ヶ月弱の参加募集期間でたった5人すら集まらなかったので、素直にニーズがないと判断した。

 

それと時間は前後するけれど、「食事会を経て、実店舗を開業したい」ということを、しょぼい起業に実際に関わった方に相談したところ「起業という夢を見るよりも、家長としてまずは生計を何とかしたほうがいい」とアドバイスを受けた。

 

正直、生計をなんとかするための「しょぼい起業」を考えていたつもりなのだけれど、家族がある以上はそういった甘い考えではやっていけないと気付かされた。また、他人にやめろと言われて情熱が無くなる程度なのであれば、これはやめたほうがいいのだろうと思ってやめた。

 

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その一方で、1月から本格的に始めているイラスト受注の仕事が、少しずつ軌道に乗り始めた。無理に人前に出たり、リスクを背負って実店舗を構えようとするよりも、こちらの方がまだ望みがあるのかもしれない。

 

僕はどうしても「しょぼい起業」がやりたいのではなくて、とにかく持続可能な生活を送りたかった。その手段として実店舗展開のために動いていたのだし、投下コストもほとんど無い段階で、信用できる方から無理筋だと指摘を受け、全くその通りだと思い、さらに別な手段で収入が得られそうだとなれば、これは異論なく撤退することになる。

 

相談した方は「しかるべき準備が整ったら、改めて相談して欲しい」と言ってくれて、大変嬉しかったけれど、これ以上時間をとらせるわけにもいかないし、今後「しかるべき準備」が整うようなことは無さそうだ。思いつきですぐ暴走して、ものごとの順序もわからなくなり、そのくせ人前に出たり他人と関わることに困難があるような、いわば「無の人間」には、しょぼい起業は分不相応だった。

 

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以上をもって、『帯広市近郊で「しょぼい起業で生きていく」を考える』シリーズは終了いたします。当初から「失敗でも記録しておくことに意味がある」というつもりで書いていましたし、他の方であればもっと上手にできると思います。もし読んでくださった方がいましたら、一笑に付していただければ幸いです。

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